投資家になりたかったサラリーマンの資産運用日記

投資家になりたかった製造業勤務のサラリーマンが、投資や生活の色々なことを気ままに書きつづります

ひふみ投信が「大型株投資宣言」!?2015年はアクティブファンドがアツい

ども、こんにちは。

今週は寒波襲来で始まりましたね。

うちの地域も大粒の雪が降りました。

 

ところで、昨日、twitterで、このようなツイートが流れてきました。

 

「え?ひふみの投資哲学が変わっちゃうの!?」と、かなり動揺しました。

結論から言うと、

疑ってごめんなさい。

 

はい、真意を知りたくて、「ひふみ 大型株」で速攻でググって、たどり着いた記事がこちらになります。


kabu.nsjournal.jp » 特別インタビュー レオス・キャピタルワークス 藤野英人CIO 2015年は「本格的なアクティブ投資元年」

 

アクティブ投資元年とは?ポイントは「スチュワードシップ・コード」

記事を読んでもらえれば、大体の意図は分かるかと思います。

「いまや『お金を回す』『ROE向上』が国是。設備投資、配当など株主還元、従業員給与引き上げなどにお金を使うタヌキが増える。眠るタヌキが行動すると“変化率”は大きい。『眠り続けるタヌキ』と『行動するタヌキ』の格差、つまり大型株の間で株価格差が拡大するとみており、これを的確にとらえた人が大きな投資成果を残そう。後から振り返って、本年はアクティブ運用が大型株にも広がった『本格的なアクティブ投資元年』といわれるのでは

「アクティブ投資元年」と大きく出ました!

もともと、藤野さんはセミナー等で「TOPIXや日経平均は、腐敗した大企業が足を引っ張るために、日本経済を正しく反映していない」として、良い企業の株を割安で買う、「厳選投資」を勧めてきました。

割安のまま放っておかれている銘柄は当然ながら、中小型株に多く、なおかつ、中小型株なら機関投資家の影響は大きいでしょうから、対話や調査といったアプローチもしやすいでしょう。

このため、ひふみ投信の運用は、中小型株が中心となってきたのだろうと思います。

 

ところが、先日こちらの記事でも触れた『スチュワードシップ・コード(機関投資家のあるべき姿を定めた行動規範)』の策定が追い風となり、大型株へのアプローチも有効となってくるという見通しがあるようです。

「大型株はどちらかというと損益計算書や貸借対照表などを引っかき回し投資判断するのが主流と思われるが、スチュワードシップ・コード策定などを受け、『経営者も見て投資判断』するようになるとみている。コーポレートリーダーシップのあり方も変わり、柳井さんや孫さんに近い経営をする人、中小型株の経営者と話をするのと同じような感覚で意見交換できる経営者も少しずつ増えてくるだろう。何せ東電の次期会長候補にLIXILの藤森会長の名前が挙がる時代。『日本を変える大型株経営者20人(20銘柄)』はきっと出てくる」

 

ひふみの投資する大型株に注目!!

ところで、大型株だとすでに注目を集めてしまっているため、割安で放っておかれていることはまれだと思います。

そのため、運用成績を上げるには、企業の将来価値を見抜く目が必要となってくるはずです。

そこで、ひふみ投信の2015年1月末の月次報告から、どのような企業を選んでいるかを見てみましょう。

http://123.rheos.jp/investment/monthly_report/hifumi_ayumi_2015Jan_v.pdf

 

組み入れ上位銘柄のうち、大型株として目立つのは「千代田化工建設」「富士フィルムホールディングス」あたりでしょうか。

 

千代田化工は水素供給事業が成長分野ですね。トヨタやホンダが相次いで燃料電池車をリリースしたのは記憶に新しいです。原油安に引っ張られて割安感があったこともポイントでしょうか。

水素は電力がなければ生成できないため、あくまで蓄電のための媒体ですが、エネルギー利用の効率化に寄与することを期待したいですね。

 

富士フィルムはカメラとフィルムの技術から大きく飛躍し、精密機器と化学・光学をコア技術とするメーカーに、華麗に転身しましたね。

特に先端医療分野は、この先ますます社会に必要とされますから、さらなる成長を期待しているのでしょう。

 

誰もが投資家になれる時代。アクティブ投資でいい会社を応援しよう!

ひふみの「大型株投資宣言」には驚かされましたが、これは投資家の声が大型株銘柄にも反映できるということを意味しており、ワクワクしますね。

 

ひふみ投信の他にも、規模問わずいい会社に投資する鎌倉投信、長く社会に必要とされる会社に集中投資するコモンズ投信、スチュワードシップファンドはじめ複数のアクティブファンドを運用するスパークスAMなどなど、ちゃんと優良銘柄を選び、経営者との対話を重視するアクティブ投資をしているファンドは結構あります。

これらのファンドにお金を預けるということは、「良い会社のみにお金を回す」という形で、社会を動かしている企業に投資家の意思を反映させることになるはずです。

こんなに面白いことはないと思います。

 

アクティブ投資がよりいっそう拡がることを期待しています。

ではでは。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...