ジェイリバイブ週報2015/3/6 ~アイティメディアがランクイン!そしてハイテクはやはり強い~
ども、こんにちは。
日経平均が終値ベースで1万9千円台を超えたそうです。どんどん上がっていっちゃいますね。
景気が良いのはいいことですし、私の保有する株式やファンドの価額も上がっていますが、何かしたわけでもないのに資産が増えることにちょっと後ろめたさを感じます。
上場市場を通じての投資なんて、ちょっとリスク背負って流動性に寄与する程度のことなのですから、事業を通じて価値を生んでいる経営者や従業員はやっぱり偉いなと、最近思います。
さて、今週も「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」の週報を見ていきましょう。
今週はちょっとテンション上がってます!
値動き:ついにアイティメディアがランクイン!
ジェイリバイブの週報はこちらのページのリンクからアクセスできます。
週報は1週間でリンクが更新されてしまうので、直リンクも置いておきますね。
http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150306.pdf
せっかくなので、前の週の分とも比較してみましょう。
http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150227.pdf
2週間前~1週間前の期間についてのレポートとなります。。
直近1週間ではないことに注意しましょう。
さて、先々週のジェイリバイブは、0.4%上昇、
一方、TOPIXは1.1%の上昇。
JASDAQは0.15%の上昇です。
やはりTOPIXが強い傾向ですが、小型株としてはJASDAQを上回り善戦です。
総資産額は4581百万円から4766百万円と大きく上昇!
大口の入金があったのでしょうか。
組み入れ上位銘柄を見ると、先週顔を出した「ヒラノテクシード」は圏外に。
ヒラノテクシードは今月の銘柄紹介で登場です。
そしてそして、
ついにアイティメディアがランクイン!
アイティメディアの株式は私も保有しており、このブログでも何度か取り上げました。
- 2014年に株価が2倍に!アイティメディアはお気に入りです - 投資家になりたかったサラリーマンの資産運用日記
- アイティメディアがストップ高!上がっても下がってもモヤモヤする投資家心理 - 投資家になりたかったサラリーマンの資産運用日記
2014年7月22日のジェイリバイブの運用報告書では、アイティメディアの比率は前田工繊の半分程度でした。
その後、アイティメディアは2014年12月にリクルートの「キーマンズネット」事業統合の発表、2015年1月末の増配の発表を契機に、大きく株価を伸ばし、7月時点での2倍近くとなりました。
アイティメディアの今の株価は割高に思えますが、高い成長を見込んでいるのでしょうか。期待したいところです。
蛇足ですが、運用報告書を見ると、悪い意味で注目を集めている大塚家具を先期期初の時点で保有しており、先期中に全売却していますね。
活動メモ:意外?中小企業が牽引する成長トレンド
活動メモでは、昨今の成長トレンドについて触れています。
財務省が2日に発表した2014年10~12月期の法人企業統計によると、全産業(資本金1千万円以上、金融機関除く)の経常利益は前年同期比11.6%増の18兆651億円となり、統計が比較可能な1954年以降で過去最高を記録しました。しかも資本金1千万円~1億円の中小企業が19.0%増と最も高く、全体の増益を牽引しています。
「アベノミクスは大企業ばかり優遇」という主張をよく聞きますが、中小企業の成長も著しいようです。実際、鎌倉・ひふみ・ジェイリバイブといったアクティブ投信の中身を見ますと、地方のハイテク製造業なんかが目立ちますからね。当然、そういった企業は円安・原油安のメリットを享受できるでしょう。
一方で、外部環境による成長トレンドに対し、次のように指摘しています。
経営者との面談の中でも原油安や円安による効果が大きいという印象を受けています。しかし、このような外部環境によるプラス効果は企業の真の実力とは見做さず、独自の取り組みによって成長を続けようという姿勢の経営者が多く、こうした方々には投資家の視点から見ても強い魅力を感じます。実際、円安の為替差益などによって、水面下で生じている何らかのマイナス要因が世間の目から覆い隠されている企業もあります。
円安や原油安で利益が上がったからといって、企業が価値を生む力が変わるわけではありませんからね。
「価値あるものが選ばれ、そうでないものは淘汰される」のが市場の作用ですから、それに寄与する投資を実践していきたいものです。
銘柄紹介:「ヒラノテクシード」ハイテクを支えるハイテク企業
銘柄紹介は、先週の記事でもちょっとだけ触れた、奈良の塗工機械・化工機械メーカー「ヒラノテクシード」です。
今の時代、あらゆる機器にマイコンなどの電子部品が使われており、その製造には様々な機械的プロセス・化学的プロセスがあります。ヒラノテクシードは、その各々のプロセスで使われる特殊な機械を作っているわけですね。
こういった機械は、非常に高価です。1台が億単位だったりします。
というのも、他社が真似できない技術が使われており、その会社の製品でなければ実現できないものだったりするので、高くても売れるんです。
そこで使われている技術は、特許で固められていたり、明文化しづらいノウハウが詰め込まれていたりで、競合他社もなかなか追いつけないんですよね。
人材が育ち、研究・開発のノウハウも蓄積するので、新たな製品も出てきます。
やっぱりハイテクは強いですね!投資家から見ても安心です。
同社の先端的な技術開発を支えているのが、奈良県の本社工場に併設されている研究・実験施設「テクニカム」です。同施設は世界でも類を見ない最大規模のテスト設備を備えており、顧客企業の技術者が頻繁に訪れ、同社の技術者ととともに研究・実験に取り組んでいます。ここで生まれた新たな技術が顧客企業の新製品に導入され、その製造工程で同社の装置が活用されるという好循環が生まれるわけです。同社はこれからも先端的な技術を強みとして、持続的な成長を目指す方針です。
こういったBtoB(企業同士のビジネス)のハイテク分野では、ユーザー側も高い技術力を持っており、ユーザーの要望とベンダーの提案の中から、新しいアイデアが生まれたりします。
そこで生まれた新しい技術が、私たちの生活を変えていくわけですね。
ワクワクします!
今回のレポートはとてもテンションが上がりました。
世の中には感心するような会社があって、間接的でもその事業に関わった気になれると、投資をやっていて良かったと思えます。
ではでは。