「いい食材」に「いい運用」 鎌倉投信の「結いだより」2015年3月号
ども、こんばんは。
月始めは投資信託の運用レポートが続々と発行されますね。読み始めるとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
私は経済の専門家ではなく、製造業勤務の技術屋ですが、レポートに書かれている景況についての解説や、運用についての振り返りを読んでいると、「門前の小僧」効果で、徐々に書いてあることが理解しやすくなってきている気がします。
ということで、鎌倉投信「結い2101」の運用報告「結いだより」から、気になる話題を拾っていきましょう。
「結いだより」は鎌倉投信の商品「結い2101」の運用報告書です。
こちらからPDFをダウンロードできます。
今月の「投資先のいい会社紹介」はオイシックス。「いい会社」を通じて「いい農家」とつながろう
毎月、楽しみにしている「投資先のいい会社紹介」。
今月はインターネットで安心でおいしい食材を提供している、「オイシックス株式会社」です。
オイシックス Webページより
はい、飯テロです。
Webページを開くともう、おいしそうな画像だらけです。新鮮な野菜とかって、ダイレクトに生命力が伝わってきますもんね。
そんなオイシックスさんの強みは、「つくる人とたべる人をつなぐ」ことです。
実は農家さんには、家族用にしか作っておらず、市場では見かけないけれども魅力的で価値のある食品が多々あります。オイシックスではそういった商品にも光をあて「トロなす」、「生キャラメル芋」など、野菜の特徴を表したネーミングで、美味しく料理できるレシピと合せて提供しています。
通常、消費者の生の声が農家さんに届くことはめったにありません。インターネット販売ならではの消費者の声を届けることができるというメリットを活かし、「いままで食べた中で一番美味しいキュウリだった」といった消費者の声を農家さんに届け、励みになるような活動も行っています。
オイシックスさんが見つけなければ、消費者の口に届くことがなかった野菜があるんですね。
昨今はTPPやら農協改革やらで、日本の農業のあり方も変わっていきそうです。私たち消費者も不安ですが、農家さんたちにとっても不安でしょう。
消費者と生産者を、流通を通じてつなぐオイシックスさんの事業は、これからますます必要とされることになりそうです。
Oisix 有機野菜などの食材宅配ネットスーパー | オイシックス株式会社
公開!安定したリターンを生み出す日々の売買
「結い2102」の魅力の一つは、とにかくボラティリティが低くリターンが安定していることです。
確かに現金比率がかなり高いというのはありますが、どうやらそれだけではないようです。今月の「運用コラム」では、鎌倉投信の低ボラティリティ・安定したリターンを生み出す売買手法が公開されています。
その手法とは、日々細かく売買して、投資先のウェイトを均等に保つことです。
平均すると取引しない営業日は月2日程度しかないという徹底ぶり!地道な努力に脱帽です。
この運用方法のメリットを、次のように挙げています。
- 株価が下がっている時に買い、株価が上がっている時に売るので、売買益がたまりやすい
- 頻度をふやすと証券会社に支払う手数料や手数料にかかる消費税は円未満切り捨てなので、回数が多い方がお得
- 投資先の会社は小さな会社が多いため、流動性が低い場合が多く、マーケットインパクト(買う、もしくは売る際に、売買量が多いと不利になってしまう現象)に注意する必要がある
(少しずつ頻繁に売買すれば、マーケットインパクトを抑えられる)
こうした運用方法は、個人ではまずできません。
改めて鎌倉投信さんは、「いい会社を選んで投資する」だけでなく、「受益者を大切にする」運用を行っていることが実感できます。
今年は行きたい!受益者総会
鎌倉投信さんに出会って、そろそろ2年になりますが、まだ受益者総会に参加したことがありません。
昨年は参加を申し込んだものの、用事が入ってキャンセルしなければなりませんでした。ヤマトホールディングスさんの社長の講演や、投資先のいい会社の社員さんによるトークなどがあったそうです。
今年は京都開催。ぜひとも参加したいです!
ではでは。