投資家になりたかったサラリーマンの資産運用日記

投資家になりたかった製造業勤務のサラリーマンが、投資や生活の色々なことを気ままに書きつづります

ジェイリバイブ週報2015/1/30 ~インフレ下でも問われる事業価値~

ども、こんにちは。

2月も始めの1週間が終わりました。

2月は短いですからね。あっという間に過ぎてしまいそうです。

 

さて、今週も「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」の週報が発行されました。

今回はどんな話題でしょうか。

 値動き:緩やかに上昇。組入れ銘柄に新顔も

ジェイリバイブの週報はこちらのページのリンクからアクセスできます。

SBIアセットマネジメント [ ファンド情報 ]

週報は1週間でリンクが更新されてしまうので、直リンクも置いておきますね。

http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150130.pdf

せっかくなので、前の週の分とも比較してみましょう。

http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150123.pdf

 

2週間前~1週間前の期間についてのレポートとなります。。

直近1週間ではないことに注意しましょう。

 

さて、先々週のジェイリバイブは、0.73%上昇、

一方、TOPIXは0.84%上昇となりました。

総資産額は4286百万円から4232百万円と減っています。

 

組み入れ上位銘柄を見ると、前回、銘柄紹介に掲載されたジェイコムホールディングスが圏外となり、新たに内外トランスラインが加わっています。

NAIGAI TRANS LINES - 内外トランスライン株式会社

私も初めて聞いた会社ですが、海運を中心とする国際貨物輸送業の会社のようです。

円安・好景気を追い風に業績を伸ばしているようで、1/27に今期の業績予想を上方修正していますね。

 

活動メモ:インフレ転換で問われる事業価値と、投資という社会参加

そして今週の活動メモは、インフレについてですね。

ローソンの展開する、100円ショップとコンビニとスーパーをハイブリッドしたようなチェーン店舗「ローソンストア100」の大幅縮小に触れています。

日本経済が長らく続いたデフレ局面から脱し、新たなステージに入りつつあることを示す動きといえるでしょう。一方で、脱デフレが単純なインフレにつながっているわけではないことも、日々の調査で実感しています。例えば、円安によるコストアップ分を売価に転嫁しようとしても、「同じ機能・仕様で単に価格を上げることは難しい」と発言する経営者が多くみられます。そこで企業は、値上げのためにも新たな価値の創出を模索しており、ここで知恵を絞って作った製品・サービスが次なる成長の糧となるケースもあるため、こうした動向についても常に注視しています。

以前、東証のセミナーで「デフレ下では良いものしか残らない」という話を聞きましたが、デフレで苦戦していた事業が、インフレに変わったからといってすぐに業績が良くなるわけではないようですね。

レポート後半では「デフレ局面で成長した企業が、脱デフレ局面でさらに業績を伸ばしているケース」も紹介しています。

 

ここから見えてくるのは、現代は「投資すれば必ず増えて返ってくる」というようなバブルではない、ということですね。

すなわち、事業の価値が評価され、良いものは残り、そうでないものは淘汰される、ということになります。

健全でフェアな話ではないでしょうか。

 

こうした時代だからこそ、良い事業を選んで投資するアクティブファンドにお金を預けるというのは、実に楽しい社会参加です。経済を動かしているお金の流れに、自分の意思を反映させることができますからね。

消費や寄付にもそのような側面はありますが、使ったお金が戻ってくることはありません。投資はうまくいけばリターンが得られますし、元本が目減りしても、ゼロになることはなかなかありません。

※注)信用取引は元本以上の損失があり得ます!

 

買い物にも「選ぶ楽しみ」があるように、投資にも「選ぶ楽しみ」があり、それもモチベーションにして続けていくのもありかと思います。

あまり目移りしていると効率が下がりますが。。。

 

銘柄紹介:「ニチハ」高い技術力の住宅外壁材メーカー

今週の銘柄紹介は「ニチハ」です。

例によって聞き慣れない会社で、萌えますが、住宅の外壁を作っている会社です。

 

注目すべきは、「1981年に有害な石綿(アスベスト)を使用しない外壁材を業界に先駆けて開発」という先進性。

だって、私が小学生だった90年代では、フツーに理科の実験で石綿の上にビーカーを置いて、アルコールランプで加熱してましたよ。

アスベストのような、害もあるが有用な製品の代替製品開発というのは、ビジネスとしても大きいですが、有害なものを淘汰できるという社会的意義も大きいですよね。

 

また、レポートにある

最近では新製品の「Fu-ge(フュージェ)」を投入しました。これは超高耐候塗料と新しい工法を用いることによって、中長期的な住宅のメンテナンス費用を削減できる製品です。

この新製品のFu-geですが、グッドデザイン賞を受賞しています。

また、林野庁の「木材利用ポイント」対象として認定されている製品も扱っており、環境ビジネスに対しても前向きです。

※木材利用ポイント制度はすでに終了しているようです。

 

今後、人口減により住宅需要は縮小していきそうですが、国産木材の再評価や、暖房費を抑える断熱住宅への注目など、より技術力の問われる市場での活躍を期待したいですね。

 

余談ですが、「環境への取り組み」ページの環境経営者の西雪 諭さんのサインがなんかカワイイです。

環境への取り組み/環境方針|会社情報|ニチハ株式会社

 

さて、今週もなかなか楽しませてくれるレポートでした。

毎週このようなレポートを発行するのは、なかなか大変だと思うし、「その分のコストを下げてくれ」という投資家もいるかもしれませんが、私は好きです。

 

ではでは。

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