ジェイリバイブ週報2015/1/23 ~資金調達という興味深い話題~
ども、こんにちは。
2月に入りましたね。1月はあっという間に過ぎてしまった感覚があります。
仕事の方が忙しくて、余裕がなかったせいでしょうか。
そんな忙しい中、ブログを始めてしまったのは、果たして良かったのか?
勉強にはなりますが、一方で「更新しなきゃ」プレッシャーとの戦いも続いております。
書いているうちに乗り越えられるものでしょうか。
さて、「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」の週報が更新されたので、見てみましょう。
やはり中小型は固有の動き。上昇するもTOPIXにはついていけず
ジェイリバイブの週報はこちらのページのリンクからアクセスできます。
週報は1週間でリンクが更新されてしまうので、直リンクも置いておきますね。
http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150123.pdf
せっかくなので、前の週の分とも比較してみましょう。
http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20150116.pdf
2週間前~1週間前の期間についてのレポートとなります。。
直近1週間ではないことに注意しましょう。
さて、先々週のジェイリバイブは、0.93%と若干上昇、
一方、TOPIXは2.9%上昇と、好調です。
JASDAQは0.77%と小幅。
中小型株はやはりTOPIXが伸びているときはついていけないパターンが多いですね。
総資産額は4110百万円から4286百万円に増えてますね。
組み入れ上位銘柄は、先週と変わらない模様。
資金調達って面白い!お金を集める様々な手段
活動メモでは、企業の資金需要の上昇について述べられています。
要因としては売上の増加や設備投資拡大、貸出金利低下などが考えられますが、特に金利については、直近では乱高下しているものの歴史的な低水準にあることから、企業の資金需要を刺激しているといえるでしょう。
実際、最近面談させて頂いた経営者の方々からも「過去には考えられない低い金利で借入ができた」、「銀行の方からもっと借りて欲しいと言ってくる」といった声が多く聞かれます。現在のような極端な低金利下では、財務に余裕のある企業ならば借り入れは極めて安いコストで資金調達できる手段といえます。
金利が経済に与える影響というのは、なかなかピンとこないですが、資金調達を行う経営者にとっては明確に影響するようですね。
銀行側も貸し出す意欲が強いようですが、どうもバブル崩壊後の不良債権問題の印象が強いせいで、若干不安を覚えます。
もちろん、この先どうなるかは、安定した経済成長が続けられるかどうかにかかっているわけなので、我々サラリーマンにとっては、頑張って働くということになるわけです。
レポートではさらに、資金調達手段について触れられていますね。
企業の資金調達としては銀行借入だけでなく、株式、社債、転換社債など様々な手段がありますが、低金利時には借入、株価上昇時には株式発行といった具合に、その時々の経済状況や自社の財務状況に応じて最適な手段を選択することが求められます。しかも、過度な借入は財務リスクを増大させるほか、過剰な増資も1株あたり価値の希薄化につながることから、最適な資本バランスにも留意しなければなりません。このような観点から企業の資金調達を眺めると、経営者が今何を重視して経営しているのか垣間見ることができます。
銀行借入や社債の発行は、明確に返済義務がありますね。一方で、株式発行は返済義務はなく、業績に応じた分配をすればよいわけで、企業にとってはかなり都合のよい調達方法ですね。
株価が高ければ、少ない発行量で多くの資金を集められるため、1株当たり価値の低下は抑えられる一方、株価が低ければ発行量を増やす必要があり、1株当たり価値の低下は大きくなってしまいますね。
上場市場で取引される株価の意味は、資金調達のしやすさに影響するようです。
余談ですが、資金調達に関連して、最近気になる話題が出てきました。
ローカルマネジメント法人(LM法人): 公益法人・一般法人 支援ブログ
企業は様々な資金調達手段がある一方で、NPO法人なんかは利益の分配が認められないため、資金調達は寄付と助成金に頼ることになります。
法整備を進めようとしている「 ローカルマネジメント法人 (LM法人)」というのは、分配が可能、つまり投資を受け付けることができ、なおかつ税制面で優遇されるそうです。
いいとこどりのようですが、制約も多く、非営利制度の乱立は国民にとって分かりにくい、せっかくNPO法人の認知が広まったの全く異なる法人の設置は無駄が多い、といった声もあります。
税制優遇の悪用に対する懸念はあるかと思いますが、私としては、事業者にとって有用な制度になればよいと思います。
銘柄紹介はジェイコムホールディングス。福祉分野の未来は?
話は大きく逸脱しましたが、今週の銘柄紹介を見てみましょう。
ちょうど先週の記事でも触れた、「ジェイコムホールディングス」が紹介されています。
私としては、うーん。。。
あまり魅力を感じない。
保育・介護は確かに、人材確保が重要かと思います。
しかし、肉体労働かつ高い専門性が要求される職業でありながら、それに見合う待遇がなされないという印象が強いです。
福祉サービスというのは、基本的に受益者があまりお金を出せない場合が多いんですよね。だから税金を投入せざるを得ない。しかし政府も自治体も財政難である。
このデッドロックを果たしてどう解決するのか、全然糸口が見えてこないんですよ、私には。
そう思うと、兎にも角にも、参入者を増やしまくって、アイデアが出てくるのを期待するのが得策なのかもしれません。
ジェイリバイブの運用チームがどのように考えているかは分かりませんが、様子を見ていきましょう。
さてさて、今回も脱線がすさまじかったのですが、お金の流れというのは、とても面白いですね。
もっと経済学について学んでおけばよかったかなとも思いますが、でも、社会に出てみないとイメージがつかみにくいでしょうから、こうして投資を実践しながら学んでいくというのが、性に合っているみたいです。
ではでは。