投資家になりたかったサラリーマンの資産運用日記

投資家になりたかった製造業勤務のサラリーマンが、投資や生活の色々なことを気ままに書きつづります

セキュリテで「カンボジア5」にも出資 ~ マイクロファイナンスに投資するには?

ども、こんばんは。

気づいたら1月ももう残りわずかですね。

私は北海道出身なので、冬になるとスキーに行きたくなるのですが、今シーズンはまだ行ってません。

うかうかしているとシーズンが終わってしまう…。

 

さてさて、先日のあなごバルファンドに続き、

セキュリテで募集しているマイクロファイナンス貧困削減投資ファンド「カンボジア5」に出資しました。

マイクロファイナンスへ投資するチャンネルも、増えつつありますね。

 


ミュージックセキュリティーズ

 

ところで皆さんはマイクロファイナンスをご存じですか?

主に発展途上国での低所得層向けに、小口の融資等の金融サービスを行う、支援事業ですね。

 

どうしても日本では借金は負のイメージがつきまといがちですが、途上国では少額の元手があれば、家畜を買ったり商品の原材料を仕入れたりすることで、貧困から脱出できる人々が多数いるわけです。

そういった人たちに対し、十分な金融サービスが提供されておらず、やむを得ず高利貸しに頼らなければならないといった事情があるそうです。

また、預貯金や保険といったサービスも、不十分です。

そのような層に、小口で比較的低金利な融資等のサービスを提供し、彼らの自立や生活水準の向上を支援するのが、マイクロファイナンスというわけです。

 

私がマイクロファイナンスについて知ったのは、「ほぼ日」での糸井重里さんとベンチャーキャピタリストの原丈人さんとの対談企画です。

ほぼ日刊イトイ新聞 - 原丈人さんと初対面。

マイクロファイナンスはバングラデシュのBRACというNGOが開発した仕組みなんですね。

※対談では「マイクロクレジット」と呼んでいるが、これは特に小口融資についてを指す表現

 

ちなみに、私は学生の時にこの対談を読んで原丈人さんに興味を持ち、著書の「21世紀の国富論」も読みました。

ブログタイトルの「投資家になりたかった」はこの辺りから来ているのです。

 

さてさて、マイクロファイナンスへ投資ができるのは、セキュリテのほかにもいくつか方法があります。

私が把握している範囲で一通り挙げてみましょう。

 

セキュリテ マイクロファイナンス貧困削減ファンド

http://www.securite.jp/microfinance/_common/img/photo/figure1.gif

マイクロファイナンス貧困削減投資ファンド

先ほどから話題に挙げているファンドですね。

投資先はカンボジアとベトナム。

私は先に募集のあった「ベトナム2」にも出資しました。

償還済みの「カンボジア2」では、3年間で17.2%のリターンでした。

 

LIVING IN PEACE (LIP)というNPO法人が企画や調査・レポートなどを行い、現地の事業者(カンボジアでは「サミック」、ベトナムでは「TYM」)が運用します。

LIPによるきめ細かなレポートは非常に魅力的です。

というのも、マイクロファイナンス事業者の中には、利息の高すぎる、無理な取り立てを行う等の、貧困層への支援という目的に逆行する行為をしているものもあるそうです。

出資金が正しく役に立っているかどうかを確認できるというのは、やはり投資家にとって大切ですね。

 

クラウドバンク

Crowd Bank<クラウドバンク> 新しい投資・資産運用のカタチ。ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングを扱っている金融機関ですね。

これについては別の機会に触れたいと思います。

 

残念ながら現在はマイクロファイナンスファンドの募集はしておりません。

秋ごろから「新興国マイクロファイナンスファンド3号 近日募集予定」と掲載していますが、いつになったら募集が始まるのでしょうか?

待ってます!

 

私は昨年償還された、新興国マイクロファイナンスファンド2号に投資し、運用機関半年で、年利換算12.4%のリターンでした。

予定利回りが5%だったので、償還された時は「お金って働いてくれるんだ」と驚きました。

 

2号ファンドでは投資対象はカンボジアで、米国World Developing Markets社が運用を担いました。

レポートに関しては簡潔で物足りない感じでした。

今後に期待します!

 

大和マイクロファイナンス・ファンド

大和証券/ファンド詳細

大和証券でのみ購入可能な、公募投資信託です。

随時購入・換金可能。積立もできます。

但し、購入手数料3.24%、信託報酬2.0074%と、高コストです。

(セキュリテも手数料は高いですが。)

私も買っています。

 

運用を担うのはるDWMアセット・マネジメント社。

投資する側から見た利便性は大きいのですが、一時期、投資先として適格であるマイクロファイナンスが見つからず、債券のみの投資をしていました。

2014年12月の月次レポートでようやくペルーの「フィナンシエラ・コンフィアンザ」に投資をしたと報告がありました。但し運用資産内の比率は7.4%しかありません。

一応、債券も欧州復興開発銀行といった、社会貢献性の強いもののようですが…。

 

公募投資信託という形でマイクロファイナンスに投資できるというのは、投資家にとって非常にメリットが大きいので、今後とも頑張ってほしいものです。

 

クラウドクレジット

クラウドクレジット:Crowdcredit|世界,南米ペルーとつながる投資プラットフォーム

クラウドバンクと間違えやすいネーミング。

ペルーの小口債務者支援という変わった形のマイクロファイナンスファンド。

銀行から延滞債権を買い取り、債務者を支援しながら債権の回収を行うそうです。

これにより、債務者に再チャレンジの機会を与え、かつ、銀行の財政の健全化に役立つという効果を狙っています。

ペルーの債権回収会社Kobsaと提携して運営しています。

 

まだ償還実績はないものの、予定利回りが10.6~11.1%と大きく出ています。

レポートは今のところ簡潔なものですが、動画による投資入門講座や、新興国ニュースの配信など、情報発信は非常に熱心です。

私は「ペルー・小口債務者支援プロジェクト4号」に投資しています。

 

さてさて、いろいろ紹介してきましたが、やはり

SRI(社会責任投資)は情報開示が重要

というのを改めて感じます。

その点でLIPは最先端にいますね。

大和とクラウドバンクは、今後に期待です。

 

余談ですが、LIPは国内でも児童養護施設の支援をしています。

私も「Chance Maker」という寄付プログラムに参加しています。

 

ではでは。

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