投資家になりたかったサラリーマンの資産運用日記

投資家になりたかった製造業勤務のサラリーマンが、投資や生活の色々なことを気ままに書きつづります

比べてみた!SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブとは その3

こんばんは。

先日仕事で、今まで私の方から連絡したことのない取引先の営業の方に、ちょっと面倒なお願いをしたところ、親切な反応が返ってきました。

ビジネスなので当然と言えば当然の話なのですが、会ったこともない人間から急に連絡が来て頼みごとをされ、それにちゃんと応えてもらえるというのは、面白いですね。

こういった誠意の積み重ねが会社を成長させ、それが市場に反映され、社会や経済を作っていくのでしょう。

私もがんばらねば。

 

さてさて、前回の予告通り、今日は癖だらけの「SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ」の値動きを他のファンドや指数と比較して、特徴を分析してみましょう。

 

 では、早速グラフを見てみましょう。

まずは5年レンジから。

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比較対象は日本を代表する株式指数であるTOPIX、

新興市場の代表的な指数である日経ジャスダック平均、

そして市場調査を重視する人気のアクティブファンド、ひふみ投信を

選んでみました。

 

常にジェイリバイブがトップを走っていることが分かります。

高い信託報酬は伊達じゃないですね!

そしてTOPIXは安定の最下位。。。

今のところジェイリバイブは、成長銘柄を選択することに成功しているようです。

 

ちなみに、2011年3月にガクッと下がっているのが分かります。

これは東日本大震災の影響ですね。

私もあの後に何度か岩手県に足を運びました。これからも折にふれ訪れるでしょう。

食べ物もおいしく自然も豊かで、いいところです。

皆さんもぜひぜひ遊びに行ってみてくださいね。

 

余談ですが、災害などで株価が急激に下がった際に、「投資家が日本を見捨てた」などと騒ぐのは早計でしょう。

JASDAQは約1年、TOPIXは約2年で、もとの水準に戻っています。

唐突の事態に驚き、とりあえず資金を引き揚げる動きが起きるようです。

いわゆる「リスクオフ」ですね。

 

長く資産を運用するにあたり、

「市場は悪材料に対してとりあえずリスクオフする」

ということを覚えておくと、ちょっと精神的に余裕を持てます。

但し、実態以上に割高だった銘柄はリスクオフを機に低い水準にとどまり続ける、ということも起こり得ます。

 

話がかな~り脱線しましたが、次はレンジを1年に狭めて、最近の動きを見ていきましょう。

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この1年は、特に円安と追加の金融緩和により、大型株が恩恵を受け、TOPIXがJASDAQよりも大きく成長しています。

ひふみ投信も銘柄を入れ替えてTOPIXに食らいつき、年末に見事に抜き返しました。

それでも揺るがぬジェイリバイブ!

 

丸で囲ったところに注目していただきたいのですが、3月と10月に他の銘柄・指標が下落した際、ジェイリバイブは下落幅をかなり小さく抑えています

中小型株は一般に値動きが大きい、リスクの大きいものと捉えられていますが、ジェイリバイブが下落幅を抑えられているのは、うまく割安株を選ぶことができたからでしょうか。

下げしろが小さく伸びしろが大きい銘柄を選ぶことができたならば、確かにこのような値動きになるのかもしれません。

但し、交付目論見書には触れられていませんが、請求目論見書には株式以外の債券等への投資も制限していないようなので、なんらかのリスクコントロールをしていたのかもしれません。

 

最後に、10年レンジのグラフも見てみましょう。

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ひふみ投信は設定から10年未満のため、グラフが途中から始まっていることに注意してください。

他の3つはジェイリバイブの設定日である2006年7月末が基準点となっています。

 

JASDAQは2006年のピークから大きく下落しています。

TOPIXはまだ伸びており、サブプライムローン問題が顕在化したのは2007年ごろですから、中小型株が報われない時期だったようですね。

この間、ジェイリバイブはJASDAQの下に位置しています。

2008年9月のリーマンショックで、TOPIXは大きく下落していますが、中小型株はその前から低迷しており、グラフの上ではショックというほどのものではないように見えます。

むしろ、リーマンショックで底を打ったのを機に、緩やかな上昇傾向に切り替わったように見えます。

悪材料は出尽くした、という感じでしょうか。

ひふみ投信も設定来、上昇傾向です。

 

こうして見ると、中小型株セクターというのは実に面白いですね。

中小型株の下落トレンドが続いたのは2006年はじめ~2008年後半の約3年間です。

一方で、TOPIXは2007年半ばから2012年半ばごろまでの、時期をずらして約5年程度の下落トレンドでした。

 

よく、アセットアロケーションについて語るとき、日本株はTOPIXを代表してひとつのアセットクラスとして扱われますが、中小型株はTOPIXとは別のアセットクラスとして見ても良いのかもしれません。

 

さてさて、今日はジェイリバイブの話のみならず、TOPIXと中小型株の対比についてもじっくりと眺めてみました。

記事を書いていると、新しい発見があったり、気になったことを改めて調べてみたりして、ついつい長くなってしまいますね。

そして時間が奪われる。。。

 

ジェイリバイブについての連載は、本日でおしまいです。

今後も渋くて良い企業の発掘と、¥リターン¥に期待しております。

※投資は自己責任です!!!

 

ではでは。

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